チャネル #16

チャネル #16

Place: 六本木Super Deluxe

Live: Akihiko Matsumoto, Katsuhiro Chiba, NUMB, umio, Kei Toriki

VJ: 宮本貴史, Keijiro Takahashi, Scott Allen + shoya dozono, irishoak, moxus

DJ: DJRK

主催: BRDG

松本 昭彦

東京都出身音楽家・インタラクティブプログラマー。東京芸術大学大学院修了。 高岡明、ジョナサン・リー、キャシー・コックスに師事し、現代音楽の作曲や音楽理論、電子音楽の技法を学んだ。2012年に東京芸術大学大学院にて修士(芸術)を取得後、東京大学工学部知の構造化センター研究員を経てアーティスト・プログラマーとして広告の音楽や美術展示、雑誌の執筆から、大学や放送局、自動車メーカー等の研究機関のためのプログラムを開発を行っている。

現象に内在するモデルやシステムに着目し、アルゴリズムを駆使して作品をメタデザインし、音や光、映像などのメディアを横断しながら生成的にリアライズしていく制作アプローチが特徴である。

近年では東京モーターショーのイベント音楽や日本科学未来館の展示音楽等の作曲を手がけており、Max/MSPプログラマーとしては渋谷慶一郎、evala、池上高志、大友良英、飴屋法水、藤本隆行、やくしまるえつこ、坂本龍一+高谷史郎らの作品制作に携わる。

website: http://akihikomatsumoto.com/

Report

「BRDG」が主催しているオーディオビジュアルイベント「チャネル」。宮本貴史は#12で今井慎太郎氏のVJを行い、今回#16では松本昭彦氏のVJを担当した。またTokyo Media Interactionは撮影を担当した。
宮本は、DIPSというMaxで映像生成をするプラグインを用いてパフォーマンスを行った。このプラグインは、国立音楽大学コンピュータ音楽専修の教員でもある松田周が開発したもので、現在に至るまで同学科の卒業生等によって開発が行われている。宮本も開発に携わっている。

今回、松本氏は、コンピューター上に組まれたアルゴリズムによって即興的に生成(作曲)されるフレーズをモジュラーシンセで音響化し、不確定なコンピューターからの挑戦に対して生身の人間がリアルタイムにアレンジ、ミックスし音楽にまとめあげるという人間とマシンのセッションのような特殊な形態となっており、作曲と演奏の中間に眠る新たな領域の開拓を試みた。宮本は、音の「動き」と映像の「動き」の関係性に着目し、30分に及ぶパフォーマンスが、一つのオーディオ・ヴィジュアル作品となるようにプログラムを構築した。音情報の構成が事前に確定しているわけではなく、リアルタイムで音楽が決定されていくという今回のスタイルにあわせて、映像も音楽の変遷に臨機応変に対応できるようにプログラムされている。

DIPS: http://dips.kcm-sd.ac.jp/