ACOUSTICLUB Vol.3 Archive

Equal-G for flute and electronics - Jiang Siting

作品解説
アーティスト紹介

Equal-G for flute and electronics

「バレストリーナ様式の線的対位法音楽では、二つ以上の旋律がお互いの音程関係に留意しつつ自由に歌うということが特徴である」(増田宏三 著/ルネッサンス対位法) タイトルの「G」は、楽音のGisと英語のGrain(粒)の二つの意味に係っている。楽音から構成された旋律とサウンドの粒から構成された音響、この二つの素材を対位法的に歌わせるのが本作の発想点である。 フルートとプリペアド・ピアノを素材にした電子音響と、フルートの生演奏からなる、ライブ・エレクトロニクス作品である。

Jiang Siting

上海音楽学院音響デザイン専攻を卒業した後来日。国立音楽大学大学院修士課程を首席修了(最優秀賞受賞)。現在、現代音楽の創作を中心に同大学院博士後期課程に在籍。2016年には、IRCAM(フランス国立音楽音響研究所)に留学し、作曲家研究員のコース(CURSUS)を修了。

渡辺玲子

山梨県出身。10歳よりフルートを始める。第20回長江杯国際音楽コンクール管楽器部門大学の部第1位。第15回やまなし県民文化祭音楽部門優秀賞。2017年度明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽奨学生。2017年12月に行われたモーツァルト・アンサンブル・オーケストラ演奏会にソリストとして出演、モーツァルトのフルート協奏曲第1番を演奏。これまでにフルートを大友太郎、森岡有裕子、森澤祥子、神田寛明、横内絢の各氏に師事。国立音楽大学4年在学中。現在はクラシックを中心にソロ、室内楽、オーケストラ等さまざまな場面での演奏を積極的に行う。