視覚という能力をもつ眼球は、体の中で唯一飛び出している臓器である。

それが、なぜ体外に出ているのか。

耳は頭部の中に格納された器官であり、振動を音に変容するためのものである。

それが、なぜ体内にあるのか。

目と鼻の先の如く、なぜ目と耳はこんなに近くに、水平にあるのか。

この展示を体験して、あなたなりの答えが出るかもしれない。

金沢アートグミ
〒920-0907 石川県金沢市青草町88番地北國銀行武蔵ヶ辻支店3階
076-225-7780 , Mail , Website

主催 : 認定NPO法人金沢アートグミ
協力 : 北國銀行、アートグミにご寄付いただいた皆様
後援 : 金沢市、北國新聞社、北陸放送、北陸中日新聞

この企画は認定 NPO 法人金沢アートグミの第 4 回企画公募で採択されました。

EXHIBITION – In the Garden

2019年11月30日 (土) ~ 12月23日 (月) 10:00~18:00 (水曜定休)
入場料無料

氾濫した情報や装飾を制限し、本質のみを残すミニマリズムの概念と共に、無限とも言える想像的余地を残し、美に昇華する枯山水は、すでに平安期に確立されたインスタレーション作品だが、現代においても表現の進歩にヒントをあたえつづける。
日本庭園としての枯山水は、完成されたものとしてその更新を止めている。このままでは絶滅か、一部の愛好家や行政に支えられた博物館入り、に近づいていく事になる。
今回のプロジェクト「メトミミノサキ」では、枯山水本来の本質的意義と精神性を抽出し、その再現を試みるが、媒体は庭ではなく、音と映像を用いる。伝統と現代が隔たることなく共存する金沢は、このプロジェクトの土壌として理想的な場所である。
今回、ゲストに邦楽囃子方の望月太満衛氏をお迎えし、ユニット名を(1÷0) ²とアレンジして、本作品を出品する。

展示制作:Tokyo Media Interaction

Live Performance – 融解 | 融合

融解 : 11月30日 (土) 17:30開場 , 18:00開演
融合 : 12月23日 (月) 17:30開場 , 18:00開演
11月30日はパフォーマンス後にレセプションパーティーを開催

各回70名限定
前売2,000円 , 当日2,500円 (ワンドリンク制)
ご予約は ichiwaruzero@gmail.com または金沢アートグミまで

邦楽器の演奏という、生身の人間でしか出来ない表現そのものを、MAX/MSPという、先端的ソフトウェアで変容し、解体、再構築をする事で、人力とシステムの表現の限界に挑むユニット。作品コンセプトにこめられた強固な精神性と共に圧倒的質量の音と映像を用いて、伝統芸能でも現代アートにも括られない、或いはその両方であるとも言える何か、を起爆的に表現する。

出演 : (1÷0) ²
尺八 : 黒田鈴尊 | 囃子 : 望月太満衛 | 映像 : 宮本MAX | ディレクション : Asano5